天使の笑顔

障害のある方々の施設をお手伝いし始めて
一年半ほどの月日が流れました。

最近「○○通信」という物を出したいからと
引き受ける事になりました。
広報とか言うにはあまりにも些細なもので、
施設利用者さんの親御さんや、地域に向けての報告みたいなものです。

それでも職員さんの中には、あれこれ考える方がいます。
個人情報保護法により、名前や写真は出して欲しくない。

この様なメールをいただきました。

同じ家族でも施設に入っていることすら、 家族に隠していることすらあります。

悲しい事ですが、現実とはそのようなものかもしれません。

しかしそれを認める事は、その子達が
生きると言う事を家族から抹消されている事になります。

より一層
障害者支援施設でその子たちが生き生きと生活して行ける
事はとても重要な事になります。

生きる権利、主張する権利
人が誕生する時、ダウン症は何パーセントかの確立で必ず発生する。 その子供達はその確立を引き受けてくれたのだと、 もう何十年も前ラジオで園綾子さんが話していた事が記憶に蘇ります。

確立を引き受けてくれた人たちに対して
生きる権利、主張する権利を守っていくのは健常者の役割です。

障害者支援施設ような施設は生きる事を拒否した親の変わりも
努めなければならないのだと強く感じました。

みんなの写真をいっぱい撮って
みんなが生きている証を残そうと思います。
（それを発表するかしないかは、職員さんたちの話合い
になりますが）

彼らや彼女らは、レンズの前で素晴らしい笑顔を見せてくれます。
天使のような笑顔です。

---

スポンサーリンク

タグ：障害 施設 ダウン症 天使 笑顔